病期は、ローマ数字を使って表記することが一般的で、胆道がんでは早期から進行するにつれて0期〜W期まであります。
病期は、次のTNMの3種のカテゴリー(TNM分類)の組み合わせで決めます。
Tカテゴリー:がんの大きさや周囲への広がりの程度
Nカテゴリー:領域リンパ節への転移の有無
Mカテゴリー:がんができた場所から離れた臓器やリンパ節への転移の有無
病期を知ることは、治療の方針を決めるためにとても重要です。胆道がんの病期は、肝内胆管がん、肝門部領域胆管がん、遠位胆管がん(表1)、胆のうがん(表2)、十二指腸乳頭部がんに分けて分類されています。
【10ページ表 表1.遠位胆管がんの病期】
UICC日本委員会TNM委員会訳「TNM悪性腫瘍の分類 第8版 日本語版(2017年)」(金原出版)より作成
【表終わり】
【10ページ表 表2.胆のうがんの病期分類】
UICC日本委員会TNM委員会訳「TNM悪性腫瘍の分類 第8版 日本語版(2017年)」(金原出版)より作成
表終わり
11ページ
【11ページ図 図3.胆のうの構造】
【図終わり】