心配をかけたくないという思いから「とにかくつらい」「がんになってしまって悔しい」といった気持ちを話すことをためらう方もいますが、大切な人にこそまずは話してみましょう。家族や親しい友人などにつらい気持ちや不安を吐き出すことで、落ち込んでいる気持ちが少し軽くなるかもしれません。
身近な人に話すことが難しいときには、全国のがん診療連携拠点病院に設置されている相談支援センター※のスタッフに話を聞いてもらうのもよいでしょう。電話でも、あるいは直接会って話すこともできます。
※「がん診療連携拠点病院」「相談支援センター」について詳しくは、P13をご参照ください。
また、これまでつらい状況を乗り越えるために行ってきた自分なりの方法を試してみるのもよいでしょう。音楽を聴いたり、絵を描いたり、映画を見たり、本を読んだり、日記を書くなど、リラックスできることをしてみましょう。大切なのは、あなたの気持ちを尊重し、あなたらしい向き合い方を大切にしていくことです。