3−6.再発した場合の治療

再発は腫瘍が最初に発生した部位の周囲の組織で起こることもあれば、転移巣で再発することもあります。腎芽腫は、最初片側の腎臓だけにできた場合であっても、その後にもう一方の腎臓に生じることがあります(全体の1〜3%)。

再発した場合に推奨される治療法は定まっていません。選択肢としては、多剤併用化学療法、手術および放射線治療、場合により自家造血幹細胞移植(本人の血液中の造血幹細胞を用いる移植)を追加するなどがあります。それぞれにより状態は異なるため、症状や体調あるいは希望に応じて治療やケアの方針を決めていきます。

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