薬物療法の1つである化学療法は、細胞障害性抗がん薬を用いて、がん細胞の増殖を抑えます。薬の組み合わせは、病期と組織型によって選択されます。薬の種類や組み合わせは、臨床試験の結果などによって変わることがあります。その都度、担当医にご相談ください(表2)。
【10ページ表 表2.組織型に応じた細胞障害性抗がん薬の組み合わせ】
【説明】
【表おわり】
●化学療法による副作用
骨髄抑制(白血球の減少)に伴う感染症のほかに、それぞれの薬剤に対応して以下のようなものがあげられます。また、細胞障害性抗がん薬のすべてに共通する副作用としては、不妊があります。骨髄抑制以外の副作用は、必ず生じるものではありませんが注意が必要です(表 3)。
【11ページ表 表3.細胞障害性抗がん薬の代表的な副作用】
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