3-2 国立がん研究センター「がん情報サービス」が検索の入り口

インターネット上には膨大な情報があります。中には、すでに使われなくなった古い治療法や、ある人にとっては当てはまるけれど今のあなたには当てはまらないもの、効果が科学的に確認されていないものを、保険外で患者負担が高額となる自由診療として提供しているもの、なども数多く存在します。自分に合った確かな情報を見つけ出すことは、非常に難しいかもしれません。

まずは「がん情報サービス(注)」を検索してください

インターネットで情報を探すときには、「確かな」入り口から入ることが大切です。その代表として国立がん研究センターが運営するウェブサイト「がん情報サービス」がおすすめです。

(注) がん情報サービス

主にがんと診断されたばかりの方に向けて、がんの種類ごとの情報、検査や治療、療養、病院、制度に関する基本的な情報を、わかりやすくまとめたサイトです。

〔検索〕がん情報サービス〔QRコードがあります。〕

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「がんの冊子」シリーズもあります

がん情報サービスでは「がんの冊子」も提供しています。

また、これらの冊子はがん相談支援センターで無料で手に入れることができます。

〔検索〕がん情報サービス がんの冊子〔QRコードがあります。〕

「地域のがん情報」はこちら

各都道府県の医療機関や行政によるサポートなどを含め、地域に密着した情報を確認することができます。

〔検索〕がん情報サービス 地域のがん情報〔QRコードがあります。〕

その情報は大丈夫ですか? 読む前にチェック! 
当てはまったら要注意です。

@情報が古くありませんか?

医療は日進月歩。現時点で最良の内容ではないかもしれません。

A保険診療で受けられない治療ではありませんか?

一部の民間のクリニックや病院において「自由診療として行われる治療(免疫療法など)」は、効果が証明されておらず、医療として確立されていません。安全に受けられない場合もあります。

Bこんな言葉が入っていませんか?

「必ずよくなる」「〇〇すれば治る」「奇跡の」「特別な」「副作用がない」「どんながんにも効く」「がんが消えた」 …これらは宣伝文句として使われることが大半です。

C「わたしはこれでがんが治った!」ブログや動画

ある人に効果があった治療法が、そのままあなたのがんにも効くかはわかりません。

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