4-4-3 薬物療法の副作用

細胞障害性抗がん薬の副作用は、吐き気・嘔吐、食欲不振、便秘、下痢、口内炎、手や足の一部が赤くれたりしびれたりする(手足症候群)などの症状や、白血球や血小板の減少、貧血、肝機能や腎機能の悪化などがあります。副作用の程度は人によりますが、予防する薬も開発され、特に吐き気や嘔吐、便秘や下痢は、症状を落ち着かせられるようになってきました。

分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬は、薬ごとにさまざまな副作用があらわれます。自分が受ける薬物療法の副作用や対応について、治療が始まる前に担当医に確認しましょう。