早期の段階では自覚症状はほとんどなく、進行すると症状が出ることが多くなります。代表的な症状として、便に血が混じる(血便や下血)、便の表面に血液が付着するなどがあります。がんが進行すると、慢性的に出血することによる貧血の症状(めまいなど)があらわれたり、腸が狭くなることによる便秘や下痢、便が細くなる、便が残る感じがする、おなかが張るなどの症状が起こることがあります。さらに進行すると腸閉塞(ちょうへいそく)となり、便は出なくなり、腹痛や嘔吐(おうと)などの症状が起こります。体重が減ることもあります。
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