直腸がんなどの骨盤内の腫瘍による痛みや出血、便通障害、骨への転移による痛みや骨折の予防、脳への転移による吐き気、嘔吐、めまいなどの神経症状などを改善する目的で行われ、腹部や頭部などに放射線を照射します。多くの場合、症状が改善します。なお、脳への転移に対する放射線治療には、転移の個数や大きさによって、脳全体に放射線を当てる全脳照射、転移した場所に放射線を集中させて当てる定位放射線照射があります。