がんになると、体や治療のことだけではなく、仕事のことや、将来への不安などのつらさも経験するといわれています。
緩和ケアは、がんに伴う心と体、社会的なつらさを和らげます。がんと診断されたときから始まり、がんの治療とともにつらさを感じるときにはいつでも受けることができます。
支持療法とは、がんそのものによる症状やがんの治療に伴う副作用・合併症・後遺症を軽くするための予防、治療およびケアのことを指します。
肝細胞がんが進行した場合は、腹部にしこりや圧迫感、痛みがあらわれることもあります。また、黄疸(皮膚や目が黄色くなる)、腹水、むくみ、かゆみ、だるさや倦怠感などのさまざまな症状があらわれることや、食道静脈瘤が悪化することがあります。このような症状や、本人にしか分からないつらさについても、積極的に医療者へ伝えましょう。