4の1.経過観察

治療を行った後の体調や再発の有無を確認するために、定期的に通院します。神経膠腫では、定期的にMRI検査による頭部の画像診断を行います。またテモゾロミドなどの薬物療法を継続している場合には、白血球や血小板が減少していないかどうか定期的に採血して調べる必要があります。ベバシズマブの場合には、高血圧や蛋白尿などが起きていないかも確認します。

神経膠腫の治療はまだまだ難しいことも多く、症状も一人ひとり異なります。新しい薬剤なども少しずつ開発され、臨床試験が行われており、神経膠腫の治療をしながらこれまで通りに仕事をしている人も多数います。

なお、神経膠腫の治療ではほとんどの場合、入院や定期的な通院、自宅療養が必要となります。このため、できれば周りの人に病気のことを伝え、理解と協力を得ておきましょう。

詳しい情報は「がん情報サービス」をご覧ください。国立がん研究センター がん情報サービス ganjoho.jp