腫瘍が領域リンパ節を越えて広がり転移が認められる場合、発症部位が骨盤や肋骨などの体幹の場合、腫瘍容積が100mL以上、年齢が15歳以上、診断時から2年以内の再発などは、治りにくい因子としてあげられています。
ユーイング肉腫ファミリー腫瘍(ESFT)の予後はずいぶん改善してきましたが、再発したときの予後は不良であるといわれています。今のところ、再発したあとの治療法は確立していません。複数の薬剤を組み合わせた化学療法が行われることがあります。
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