ユーイング肉腫の症状は、病巣部位の間欠的な痛み(一定の時間を置いて起こる痛み)や腫れが特徴です。また、発熱を伴うこともあります。間欠的な痛みだけの場合や、骨盤などに発症して腫瘤(しこり)が触知(手の指で触って分かること)されにくい場合は、診断が遅れることがあります。
胸部に発症すると、胸に水がたまるがん性胸水を伴う胸膜浸潤(腫瘍が広がること)を合併する例もあります。発症部位によっては、足を動かしにくくなり、排尿障害などで発症に気付くこともあります。
進行すると、骨および周囲軟部組織へ浸潤し、肺や他の骨に転移していきます。