1−2.症状

ユーイング肉腫の症状は、病巣部位の間欠的な痛み(一定の時間を置いて起こる痛み)やれが特徴です。また、発熱を伴うこともあります。間欠的な痛みだけの場合や、骨盤などに発症して腫瘤しゅりゅう(しこり)が触知しょくち(手の指で触って分かること)されにくい場合は、診断が遅れることがあります。

胸部に発症すると、胸に水がたまるがん性胸水きょうすいを伴う胸膜浸潤きょうまくしんじゅん(腫瘍が広がること)を合併する例もあります。発症部位によっては、足を動かしにくくなり、排尿障害などで発症に気付くこともあります。

進行すると、骨および周囲軟部組織へ浸潤し、肺や他の骨に転移していきます。

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