ヒント2 情報とうまく付き合う

●治療や病院に関する情報を探す

「がん」と診断されても、さまざまな検査が終了するまでは、多くの場合、その進行度や治療の見通しなどはわかりません。通常、さまざまな検査を経て、だんだんとわかってきたことを順次担当医が説明してくれます。

まずは、「医学的病名は何で、がんのある臓器は体のどの辺りにあり、どんな働きをしているのか」「そのがんを専門とするのは、どのような診療科なのか」を知っておきましょう。

がんの状態や治療の内容にもよりますが、一般的には診断を受けてから治療が始まるまで、検査や入院待ちなどの時間があります。その間に情報を集め、病状や今後の治療について理解を深めたり、治療の準備をすることができます。

●あなた自身が適切な情報を得ることは大切

診断されたご本人だけではなく、あなたが適切な情報を得て病気や治療の理解を深めることは、あなたの不安を減らし、現実的な見通しを立てることに役立ちます。

また、家族が担当医との面談に立ち会う際には、家族自身にも病気の正しい理解がなければ、かえって混乱してしまうこともあります。

どんな情報をどのように探したらよいかなど、情報探しのお手伝いも、「がん相談支援センター」でできます。

※参考:p22 「 がん情報サービス(http://ganjoho.jp)」

p23 「 がん相談支援センター」とは

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